2019-03-04 第198回国会 参議院 予算委員会 第3号
一方、この鑑定評価書に付記されておりました意見価額、これが、予定価格でございますが、これにつきましては、不動産鑑定士は、近畿財務局から仕様書で示された地下埋設物撤去・処分概算額を所与の条件として地下埋設物の撤去工事を行った場合の目安であるとしております。
一方、この鑑定評価書に付記されておりました意見価額、これが、予定価格でございますが、これにつきましては、不動産鑑定士は、近畿財務局から仕様書で示された地下埋設物撤去・処分概算額を所与の条件として地下埋設物の撤去工事を行った場合の目安であるとしております。
その上で、同鑑定士は、評価書本文の最終部分に、鑑定評価額とは別の付記意見として、鑑定評価の依頼者から提示のあった地下埋設物撤去費用等を加味した意見価額一億三千四百万円を示しているところでございます。
その上でということで、先ほど私も申し上げたとおり、依頼者から提示のあった地下埋設物撤去費用等を加味して、意見価額として一億三千四百万円を提示しているということだと思っておりますので、鑑定評価額としては九億五千六百万円というものを示していると承知しております。
○野村政府参考人 私ども、鑑定評価制度を所管している立場として、不動産鑑定評価のあり方としてお答え申し上げておりますけれども、鑑定評価額としては九億五千六百万円を出しておりますので、その上で、提示のあった地下埋設物撤去費用等を加味した意見価額、先ほど言いましたように、意見価額としては、そういう実務上行われているものとして行ったものと承知しております。
やはりそこから、大阪航空局がごみの撤去処分費用として積算した八億一千九百万円を差し引いて、一億三千四百万円などという意見価額を付記意見として書き込んだことが重大だ、こう言っていると思うんですね。富山次長、間違いないですね。
今お話のございました百二十七回の国有財産近畿地方審議会におけます熊沢委員の御発言の中には、今委員が御指摘をされた部分もございますが、さらに、熊沢氏の方からは、「一応こういう形で信頼できる資料が出ているので、これについて考慮した意見価格を出しました」といったような御発言もございまして、全体を読みますと、熊沢氏がこの意見価額を付したということを全面的に否定をされているというものではないというふうに考えております
山本健爾鑑定士の名誉のために言っておきますが、山本鑑定士も、この五月三十一日に近畿財務局に提出した不動産鑑定評価書において、一億三千四百万円という意見価額を書き込んだのは、あくまで鑑定評価で決定した更地の価額九億五千六百万円から、依頼者が提示した地下埋設物撤去及び処理費用八億一千九百万円というものを仮に引けば意見価額になると付記意見を付しただけだと。
財務省が定めた予定価格一億三千四百万円は不動産鑑定士の意見価額であって、鑑定評価額とは異なって、中立性や信頼性の水準を確保することが求められるものではないというふうに指摘されているわけなんですね。
その結果、この価格は参考としての意見価額、これは本来正式な不動産鑑定評価ではなく参考価格でありますけれども、それがそのまま一億三千四百万ということで予定価格として決裁をされ、その文書は作成されました。